コンセントのないトイレにウォシュレットを設置。
電源コードがプラプラしないように、見た目にもこだわって仕上げます。
コンセントのないトイレで電源を取るには、天井の電球から分岐させるという方法が一般的です。
ネットでよく紹介されているのは、こういう1灯2差ソケットを使う方法。
電球のソケットのところにコンセントができて、延長コードでウォシュレットをつなぐことができます。
機能的にはこれで十分なんですが、コンセントが微妙にななめを向いていたり、シェードが取付けられなかったりで見た目があんまり良くない。
そこで僕が推奨したいのは、引掛シーリングからコンセントを分岐させる「増改アダプタ」を使う方法。
こっちの方が見た目がスッキリ仕上がります。
うちではシェードは使ってないですが、こんな具合。
さて、これで天井から電源が取れるようになったのは良いのですが、延長コードがプラプラしたままでは非常に格好が悪いですね。
漆喰壁にプラスチックの配線モールというのもミスマッチなので、僕は塩ビパイプを金属管風にペイントし、その中を通すことにしました。
ホームセンターやモノタロウで買える、こういう塩ビ管(呼び径13のTS管あたりがちょうどいいです)やエルボ。
これらを、ターナーのアイアンペイントという塗料で塗ると、
こうなります。
で、細いパイプだと延長コードの頭が通らないので、
こういうのを買ってきて、コードを通してしまってから両端をくっつけます。
正直、手間を掛けすぎたような気はしていますが、延長コードの自作のしかたを覚えると、ちょうどいい長さのコードが作れるようになるのでなにかと便利です。
電源コードはVFFビニル平型コードの 1.25mm2か2.00mm2を選びましょう。
通販だと10mくらいの単位になっちゃいますが、そんなにいらないという場合はホームセンターに行けば好きな長さで切り売りしてもらえます。
はじっこは「パナソニック ベタータップ」で検索するといろいろ出てきます。
圧着端子はR2-4くらいがちょうどいいサイズです。
端子の圧着とコードの被覆を剥くのは、こういうペンチを買えば1本で事足ります。
多機能でいろんなサイズに対応したものが1,000円とか2,000円くらいで売ってますが、高いものと何が違うのかはよく分かりません。
さて、これで電源の配線もバッチリですが、最後に課題がもうひとつ。
便座も照明も同じ電源になっているため、照明を消したら便座の電源も落ちてしまいます。
そのためトイレを使う直前に照明をつけると、便座がまだ冷たい!
しかし1日じゅう照明をつけっぱなしというのも、もったいない。
そこで僕は、こういう人感センサー付きのLED電球を使っています。
普通の電球と同じようにソケットに入れるだけで、人が来たのを感知して自動で点灯・消灯します。
これでトイレの壁のスイッチは入れっぱなしにしておけば、便座の電源は入りっぱなし、でも照明は人が来たときだけ自動で点灯、ということができます。
以上。
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