電動工具のスピードコントローラを作る

工具

コード式電動工具用の、スピードコントローラ兼スイッチを作りました。

側面から出ているプラグに延長コードを繋げて、天面のコンセントに電動工具のコードをつないで使います。手前のツマミで速度調整をします。

 

これを作るメリット

  • 使いやすいスピードで加工できる
  • ゆっくり、低騒音で加工できる
  • オンオフの切り替えが楽になる
  • 調整時にコードを抜く必要がない

速度調整機能がついている電動工具は一般的に高価ですが、こいつがあれば、ビギナー向けの安い電動工具でも、速度調整が可能になります。

また、トリマーテーブルやジグソーテーブルのように、工具を作業台に逆さまに固定して使う場合、テーブルの下に手を伸ばしてスイッチのオンオフ操作をしなきゃならないので、面倒。
こいつを作業台の側面とか、触れやすいところにクランプで固定しておけば、操作が簡単です。

さらに、刃の交換、切込み深さの調整、掃除等をする場合には、工具が不意に動き出すと危ないので、いちいちコードを抜くのが基本。しかしこいつがあれば、スイッチをパチンと切っておくだけで安心。

コストについて

実は完成品でも、こんなのが売ってます。

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神沢(Kanzawa)
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5,000円くらいからで、まあ安くはない。

ところがこれの中身だけ取り出したような商品で、こんなのがamazonで買えます。

2個で600円。安い。(似たようなのが色々あるけど、AC(交流)用とDC(直流)用だけ間違えないで買って下さい。コード式電動工具はACです)

これにプラスして、外装やスイッチ類を買い揃えます。

材料

スピコン素子本体 2個で600円
ダイソーのバターケース 100円
埋込連用取付枠  100円
埋込スイッチ 200円
埋込コンセント 200円
スイッチカバー 150円
プラグ 150円
VVFケーブル 1.6mmの2芯 1mで300円
コーキング剤 600円

で、材料費は2,400円程度。

スピコン素子は1個余計についてくるし、VVFケーブルはたぶん1m単位でしか買えないけど、30cmも使わないので、この2点に関しては壊れた場合の予備までカバーできます。

この中だとコーキング剤が高いけど、持ってなければダイソーのエポキシパテとかでもいいと思います。

連用取付枠とスイッチカバーは「フルカラー用」と「ワイド用」があって微妙にサイズが違うので、よく見てフルカラー同士またはワイド同士を買ってください。

ケースは15cm×8cm×5cmくらいのものを。もちろん自作でもいいけど、木クズとかが内部に入ってきてショートするのが怖いので、なるべく密閉性の高いものにしたい。結局100均の保存容器とかが安くて楽だと思います。

必須の工具は電動ドリルと8mm,15mmのドリルビットとプラスドライバーとマイナスドライバー。電工ペンチもあると理想的だけど、無ければカッターと普通のペンチでもいけます。

作り方

回路の概念図はこんな感じ。

回路図

IN-Nとかの文字は、実物にこのとおりに書いてあるので、これをマネしてつなげば良いです。

一応説明しておくと、INはInputのことで、電源からパワーが入ってくる側。だからこっちをコンセントとか延長コードの側につないで、あいだにスイッチを置きます。
OUTはOutputのことで、調整したパワーを電動工具へと出してやる側です。

LはLive(非接地側)で、100Vの電圧が掛かっている側、NはNeutral(接地側)で、電圧が掛かっていない側。
まあこれはどうせ交流なので、どっちがどっちでも大丈夫です。

 

それでは作ります。

スイッチとコンセントを連用取付枠に取り付けて

上の図にしたがって配線します。

最終的にケースの中に入る部分は、ケーブルの外装は外してしまって、黒と白の絶縁電線だけを取り出して使うといいです。

ケースのフタには、カバーを合わせてみて穴あけ位置をマーキングします。
上下は連用取付枠の内側、左右はスイッチカバーの内側に合わせるといいです。

ドリルで四隅に穴を開けてから、カッターで切ります。
カッターをコンロで加熱しながら切ると早いけど、プラスチックが溶けるイヤな臭いがします。
ジグソーとかノコギリを使っても早いかもしれないけど、切り屑が大量に出て余計に面倒くさいかも。

ケース本体のケーブルが出るところを15mm、ツマミが出るところを8mmのドリルで穴あけします。

入るかチェック。

一旦取り出して、連用取付枠をフタにビス止め。

ふたたびケースに入れて、スイッチカバーをつけます。ツマミのカバーも取り付け。

とびだしてるケーブルをちょうどいい長さで切って、プラグを取り付けます。

隙間が空いてるところを、コーキング剤で埋めます。無ければパテとかでもいいと思います。
木クズが大量に出る作業で使用するものなので、こういうところからゴミが入ってショートとかするのが怖い。

硬化後。穴の外にはみ出したコーキングは食いつかずにペロンと剥がれちゃったので、マスキングは必要なかったかも。

 

以上で完成です。

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