古くてダサいこたつテーブルを粗大ごみで捨てたんですが、こたつユニットだけは使えるかもと思い、取り外して保存しておきました。
新規でテーブルを自作し、このユニットをつけて、新しいコタツを作りました。
材料費は
- 杉集成材 約5,000円
- 石膏ボード 約300円
- その他塗料、ビス等補助材料
です。
作り方
メインの材料は、コーナンで売ってるムクボード(厚さ24mmの杉集成材)です。
サブロク(1,820mm × 910mm)の1枚から、天板とフレームの材料を切り出します。
別途、10mm角×400mm程度の細い角材も用意します。
ほんとはB、C、DもAやEのように長手方向で取ったほうが、強度が高くなります。端材等を都合できるならば、なるべく材料の繊維に沿って使ったほうがいいです。
Cは更にこんな形に加工します。
Dはボンド等で2枚ずつ張り合わせます。これが脚になります。
このように組み立てます。
全箇所、スターエムの下穴錐で下穴を開けて、65mmのコーススレッドで組んでいます。
強度的にもビスはなるべく長いものを、なるべくたくさん打ちたいところですが、いろんな長さを揃えるのも煩雑なので、65mmくらいを箱買いしておくのが使いやすくていいと思ってます。
下穴錐とかドリルは、ちょっと高いですがスターエム社のが良いです。ホームセンターでセットで売ってるやつの10倍くらい早く穴が開きます。
あらかじめ強度計算して設計するスキルは持ってないので、組んでみるまで強度が足りるかは不安でしたが、結果としてはグラつきも無く、大人が立ち上がる際に体重を掛けても壊れない、十分な強度がありました。
こたつユニットの熱が、直接天板やこたつ布団に伝わってしまうと引火の危険があるので、あいだに耐火性の板を挟みます。
一般的にはケイカル板、石膏ボード、耐火性のMDFボード等が使われますが、これは入手しやすいものを選べばいいと思います。
私はメルカリで300円ほどで買えた、300mm×200mmの石膏ボード2枚を使用しました。Fの上に乗せるようにして設置します。
石膏ボードは1,820mm×910mmのサイズでも300円ほどで買えますが、自治体のゴミ回収に出せなかったりで、余ると余計に手間や費用がかかります。多少割高でも、ちょうどいいサイズに切ってあるものを探して買うといいと思います。
石膏ボードの断面は、そのままだとカスがポロポロ落ちてくるので、シーラーかボンドを塗っておくといいです。
天板は和信のポアーステインのオークで着色後、えごま油で仕上げました。
いつもはブライワックスやオールドウッドワックスを使うことが多いんですが、ワックス仕上げは熱に弱いらしく、熱いカップを置いたあとなんかが丸く残っちゃいます。(ニスなんかも、2液の高くて強力なやつ以外は、熱で剥がれてきます)
ですので食事をするテーブルなどはオイル仕上げのほうがいいです。
ただし市販のオイルステインは溶剤のニオイがきつくて数日取れないので、私は食用油を使います。
普通にスーパーで売ってるエゴマ油とかアマニ油でいいと思います。
こたつ布団と天板をのせたら完成です。
こたつ布団はニトリで買いました。