壁に換気扇を取り付けました。
素人がモルタル壁に穴を開けるのはなかなか難易度が高く、若干ムリヤリなやり方です。
材料費・品代
- 換気扇 3,000円
- 塩ビパイプ 300円
- ガラリ 500円
工具費
- 木工用ドリルビット 1,000円
- コンクリート用ドリルビット 3本 2,000円
- 振動ドリル(レンタル) 300円
- ノコギリ 2,000円
- 錐 500円
- カナヅチ 1,000円
意外と費用的には安上がりですが、手間はかかります。
今回購入した換気扇はこちら。三菱のパイプファン。
小さくて静かで良いです。
パイプファンというのは、別売の塩ビパイプを使って壁の中と外をつなぐタイプの換気扇です。
四角いタイプよりも、壁への穴あけが小規模で済みます。
ガラリというのは壁の外側に取り付ける、雨などの侵入を防ぐためのパーツ。
通販だと送料込みで1,000円くらいになっちゃうものが多いですが、ホームセンターに行けば500円くらいで買えます。パイプファンに合わせて呼び径がΦ100のものを。
塩ビパイプも店舗で買ったほうが安いかもしれないです。300円くらい。
それではモノが揃ったら、壁に穴を開けていきましょう。
うちの壁は室内側が石膏ボード、屋外側が木材を横に組んだ下地の上にモルタル、となっています。
まずは室内側から位置決めをしましょう。
石膏ボードの内壁は、だいたい90cm間隔くらいで下地の柱があるので、それに干渉せず、かつ屋外側にも何もない位置を見つけましょう。
目星をつけたら念のため錐などを刺してみて裏に柱がないか確認し、良さそうだったら塩ビパイプの外周に沿って穴あけの形を下書きしておきます。
室内の石膏ボードのほうは、簡単に穴があきます。
電動ドライバーにドリルビットをつけて穴あけしてもいいし、写真のようにキリを金槌か何かで刺していってもOK。
ミニ四駆の肉抜きの要領で穴をあけたら、カッターやデザインナイフ等で切り抜いていきましょう。
きたないですが穴があきました。
どうせ隠れちゃう場所なのでヤスリがけはしなくても良いですが、カスが落ちるのが気になる場合は切り口にボンド等を塗っておくと良いです。
穴の向こうに木材下地が見えます。
次に、穴の中心からやや下あたりに、壁の外へ向けてコンクリート用ドリルビットで穴を開けます。(雨水が部屋の中に入ってこないように、若干外側が下になるように勾配をつける)
外の光が見えます。
外から見ると、このように穴が開いています。
この穴を中心にして、パイプが通る大きさの穴を開けていきます。
振動ドリルで、円周をなぞるように穴を開けていきます。
振動ドリルはここでしか使う予定がなかったので、ホームセンターでレンタルしました。
300円くらいで借りられます。最寄りのホームセンターのWEBページ等で調べてみてください。
ドリルビットはコンクリート用のものを。
すぐ摩耗してしまうので3本くらい買ったほうがいいです。
ここまで穴あけしても、まだノコギリやタガネでは切れません。
すでに開けた穴と穴のあいだを、ななめに横切るように穴あけしていきます。
ムリヤリですが、根気よくやってるとカパッと外れます。
ちなみにホールソーも試してみたのですが、
10分くらい頑張って、1mmも削れませんでした。
下地の板はノコギリで切ります。
この「ゴムボーイ」っていうノコギリ、木もプラスチックも切れるし、ペコペコしならなくて使いやすいのでオススメです。
これで穴があきました。
あとは塩ビパイプ、換気扇、ガラリを取り付ければ完成です。これはカポッとはめ込むだけなので難しくありません。
本当はガラリと壁が触れている箇所をコーキングで埋めるべきなのですが、サボりました。今のところ問題は起きていません。
以上。
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