キヤノンの PIXUS MG3630 というプリンタを使っていたのですが、ホント使うたびにイライラさせられてて、我慢ができなくなったのでブラザーの PRIVIA DCP-J577N というプリンタを新規購入しました。
CANON PIXUS MG3630 のダメな点
トラブルが多い
白い線が入る(ボーダーTシャツのごとくハデに入る)、かすれる、インクのシミがべちゃべちゃ着く等の不具合はザラ。
紙詰まりも頻繁に起こします。
用紙をセットしてもたまに認識しません。
ちょっと変わった用紙を使うと、途中で印刷をあきらめてペッと吐き出して平然としています。
意思疎通がヘタ
たまには用紙をセットしてないとか、排紙面のフタが空いてないとか、僕のミスもあります。
でも、そういうのはPCの画面に表示してくれればいいじゃないですか。
なかなか印刷が始まらんなーと思って待ってて、気がつけばプリンタのエラーランプがさりげなく点灯してるんです。そういうのはもっとハッキリ知らせてくれてもいいじゃないですか。
このエラーランプもまた面倒くさくて、1回点灯したら何、2回点滅したら何、っていう意味があるんですけど、そんなの覚えられないから、いちいちマニュアルを引っ張り出してこなきゃいけないのです。
ついでに言うとクリーニングとかのメンテナンスに関しても「ストップボタンを長押しして、エラーランプが3回点滅したら離す」みたいな操作方法なんですよ。
そんな20世紀みたいな操作方法、いつまで続けるんですか。それこそパソコンから操作出来るようにしてくれたら良いじゃないですか。
なかなか印刷が始まらない
印刷ボタンを押しても、なかなか始まりません。
中でインクトレイが動いてガッチャンガッチャン言ってみたり、給紙口でゴーと音を立ててみたり、いろいろ時間かけて準備してます。
まあそれだけなら良いんですが、先述したエラーの多さがあるので、「これは果たして正常に印刷が始まるんだろうか?」と、毎回ヤキモキさせられます。
前面給紙がブサイク
給紙トレイは前面のみ。ここにA4の用紙をセットすると、こうなります。
ブサイク。
ここに紙を置いたままだとホコリとか溜まっちゃうので常時スタンバイは無理。毎回用紙をセットし直す必要があるので面倒です。
ついでに言うと、この給紙トレイの上から印刷後の紙が出てくるのですが、トレイの長さが足りないので、普通に下に落っこちます。
床にインクがついたり、印刷面にホコリがついたりします。
インク交換がめんどう
フタを開けると、インクトレーが20秒くらいあっち行ったりこっち行ったりした後、所定の位置に戻ってきます。
お前がインク切れを訴えて、こっちがフタを開けてるんだから、今から何をやるのかくらいは分かりそうなものではないか。
何かやることがあるのかもしれないけどさ、そのへん優先順位をつけてくれてもいいじゃないか。
そんな調子で、無線でピッと指示を出したら、普通のクオリティでパッと印刷してくれる、そんな当たり前のことすら満足にできないのですキヤノンは。ほとほとウンザリしました。
もう疲れちゃって、「プリンター 良心的」なんてワードでググると、けっこうブラザーの製品がヒットするので、ブラザーに乗り換えてみました。安いやつですけどね。
BROTHER PRIVIA DCP-J577N の第一印象
ディスプレイが便利
これははじめてインクをセットしようとしている場面ですが、こうやってディスプレイで手取り足取り手順を教えてくれました。
こんなにプリンタと意思疎通が取れたのは初めてです(笑)
やっぱディスプレイはあったほうが良いですね。
タッチパネルの感度は微妙ですが、見やすい角度に調整できるのは気が利いてると思います。
給紙トレイがピッタリおさまる
A4の用紙を、本体下部の給紙トレイにセットして、出っ張ることなく収めておくことができます。当たり前のことですが嬉しいです。
しかも背面に手差しトレイもあります。
手差しトレイに用紙をセットすれば自動的にそっちの紙が優先になります。たまに変わった用紙で印刷したい場合など、いちいち普通紙と入れ替えなくて良いので便利です。
音がやさしい
キヤノンのMG3630は ガタッ! ガタッ! ジィィィーーーッ・・・ ズン・・・ガコッ! ズン・・・ガコッ! ・・・という下品極まりない騒音を轟かせて印刷してましたが、こちらDCP-J577Nは スィー・・・ピィー・・・ スィー・・・ピィー・・・という、なんとも気の抜けた音がします。
いい雰囲気です。
図案の印刷には十分な品質
ブラザーは写真印刷の画質が悪いという評判があります。
僕は写真プリントはしないのですが、商品のパッケージシールを印刷してみたところ発色もよく、カスレやボヤケも無く、十分な画質でした。(むしろキヤノンよりも良い)
エラーをちゃんと教えてくれる
ためしに用紙をセットせずに印刷してみたところ、本体からポポポポ・・・という可愛らしい音が鳴ります。
見に行くと、ディスプレイに「用紙を補充してください」というメッセージが表示されてました。
当たり前のことなんですけどね、この程度の意思疎通が出来るのがとても嬉しいです。
インク交換がスムーズ
インクの場所が本体右前面に固定されていて、カバーを開けるとすぐそこにインクがあります。
これはメンテナンスがスムーズにできそうです。
それと、安いラインながらカラーインクがシアン、マゼンタ、イエローに分かれているのも良いですね。
キヤノンの安いやつはカラーインクのカートリッジが1コにまとまっているので、どれか1色が無くなるとまとめて交換しなきゃいけませんでした。
インクのコストは?
ここもかなり気になるところだと思いますが、amazonでざっと価格を拾ってみるとこんな塩梅です。
正確な容量が分からないので単純に比較はできませんが、ネットの評判だと「ブラザーはインクが減りにくい」と言われてるし、この価格感であれば、なかなかコスパが良さそう。
「ブラザーはファームウェアを更新して互換インクを使えなくする」という情報もありますが、このくらいの価格であれば純正を使ってもいいのかなという気がします。
キヤノンは、僕がよく使っていた「エコリカ」という互換インクとも比較してます。
もしかしたら互換インクばっかり使っていたからトラブルが多かったのかもしれませんが、そうせざるを得ない純正インクの価格設定を含めて、キヤノンの品質だと思います。
まとめ
そういうわけで今のところ、ブラザーのプリンタに対して良い印象を持ってます。
実際のところは長期使用してみないと分からないんでしょうけど、しばらくしたら追記します。
後継モデルの582Nがもうすぐ発売するみたいですが、15,000円くらい。
577Nの方が値下がりしているので、あえてこちらを選ぶのもアリだと思います。