こんにちは。主夫です。
「まだふるさと納税で消耗してるの?」という話です。
ふるさと納税って、消耗しない?
うちの妻がですね、「お得だし、職場の人みんなやってるし、私もふるさと納税やろうかしら」って言うのですよ。
で、昨年一度、やったのですよ。
たしか3つか4つくらいの自治体に寄付をして、肉とか海産物とかの返礼品をもらいました。
それで側から見ていて思ったのが、けっこう疲れるなコレ ということ。
いくつもの自治体を見比べて、悩み抜いて返礼品を選んで、
各自治体の役所にコンタクトして、期限に間に合うように書類を書いて送って・・・
で、無事に手続きが済んで返礼品が届いたら届いたで・・・
いきなり生のアワビとか届いたらそれはそれで大変なんですよ。主夫としては(笑)
いくばくかの「お得」を拾うために、ここまでする必要ある?
もう、普通に買えばよくない? と思っちゃいました。
選択肢が限られている
だいたい結局返礼品って、欲しいものドンピシャじゃないんですよね。
品目のバリエーションも限られてるし、サイズや内容量も細かに選んだりできない。
だから悩むんです。
だからといって「もっと選ばせろ」とは言えないですしね。こっちはお客さんって訳じゃないから。
手続きや期限など縛りがある
田舎の役所から書類を取り寄せて、いつまで手続きをして・・・って、
ちょっとお得にいい肉が食いたい程度の動機でやる事じゃないですよ。
届いてからも面倒臭い
でっかい発泡スチロールに入ってナマモノが届くと、困るんですよ。
カキやムール貝は洗って塩水につけて保存・・・だとか、悪くならないように気をつけて処理をして、狭い冷蔵庫に押し込まなきゃならない。
で、新鮮なうちに食べなきゃならない。
いざ食べる段になったら、料理するのは主夫である私です。
殻のついたままのアワビなんてさばいたことないですよアタシは。面倒くさいですよ。
そもそも、「今日は肉食いたいな! アワビ食いたいな!」っていう日に食べるからああいうのは美味しいのであって、
「届いちゃったから傷まないうちに使わなきゃ」なんていう受身な姿勢で食べるのはもったいないですよ。
「お得」を拾おうとすると消耗する
これはふるさと納税に限った事じゃないですが、
「お得」を拾おうとすると消耗する、というのが私の持論です。
ポイントカードをいちいち作ってたら財布がゴチャゴチャで訳分からなくなるし、
セールで物買おうとすると人混みに揉まれて疲れるし、
「お得なプラン」なんていうのは大抵複雑で、契約内容を理解するだけでエネルギーを使うものです。
そもそもが「お得だから」という理由で手に入れようとする物っていうのは、本来別に必要ない物だったりする訳で、そんな物に関わっている事自体がエネルギーの無駄だったりします。
単純に、必要な物を適正価格で買うのがいちばん楽ですよ。
税金は、普通に払えばいいと思う
これは、落語家の古今亭志ん生師匠のお言葉です。
世の中には税金をおさめないひともいますよ。一文もおさめないで涼しい顔をしているひともおりますがね。それは税務署の方でみとめているんです。
「この人は税金がはらえない人だ」てんで、取りたてないんです。この人は払える人だナと、税務署の方でみているから、これだけ納めてくれといってくるわけです。こういうのは、ちゃんときれいに払っちゃって、人にめいわくをかけるようなことをせず、その日その日がいい気持ちで暮らしていけりゃ、それでおんの字ですよ。
ちくま文庫『なめくじ艦隊』より引用
なるほど税金が払えるくらいの稼ぎがあるから払わなきゃならない訳です。
そうである以上はあきらめてスパッと払っちゃって、あとはぐちぐち考えないのがいちばん楽ですよ。
ふるさとを応援したいなら、普通に買えばいいと思う
まあ世の中には、「お得だから」というよこしまな理由でなくて、純粋にふるさとを応援したいという理由でふるさと納税をされる方もいらっしゃるでしょう。
その気持ち自体は素晴らしいものだと思いますが、普通に買えばいいと、私は思います。
その方が選択肢は豊富だし、
応援したい商品や生産者をダイレクトに選べるし、
いつでも出来るし、
自治体の余計な仕事も増えない。
シンプルに行こうぜ。
まとめ
ちなみにサムネの画像は、私のふるさと山形県上山市のシンボル、スカイタワー41です。